自分にあった収納をみつけよう!

家族一人ひとりの収納の必要性

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家は生活するところです。家族で暮らせば、必然的にモノも増えます。例えば、家族が集まって過ごすリビングには、家族全員のモノも集まってきます。そうしたモノが置いたままになれば、散らかるもとに。こだわったはずのインテリアも埋もれてしまいかねません。
各自がそのつど部屋に持ち帰ればいいのかもしれませんが、家族全員が使う共有空間にも、一人ひとりのモノを置けるスペースがあると便利です。
とはいえ、新たな収納スペースをつくるのは簡単ではありません。収納家具を買い足せば、それを置くスペースが必要になり、生活するスペースが狭くなります。一方で、今ある収納空間に収まるよう、モノを厳選すれば、生活空間はそのまま。モノを見直す過程で葛藤はありますが、モノが少なくなれば片付けも掃除もラクになるメリットがあります。
また、飾り棚や扉の裏など、これまで収納場所として意識していなかった空間を活用する手もあります。

 

適格な収納場所を考えよう

収納は取り出しやすく、しまいやすいように。モノは使う場所の近くや部屋にしまうことを心がけてみます。
例えば、寝室に衣類があると、朝起きたらぱっと着替えられます。でも、着替えを頻繁にする小さな子どもの衣類はリビングにあったほうが便利かもしれません。お風呂上がりに着るものは洗面・脱衣室に、コート類は玄関そばという具合に考えてみます。外出時にさっと持って出られるよう、ハンカチやティッシュを玄関に収納している家庭もあるようです。
何をどこで使うのかはそれぞれの家庭によって異なります。日ごろの行動パターンを思い起こせば、おのずと適所が見えてきます。
おもちゃの定位置にマスキングテープや写真を張ってみる、パパの動線上に身の回り品をぽんと入れるカゴを設けるなど、ちょっとした工夫で家族も片付け上手になるものです。ふたや扉をあける必要がなく、入れるだけ。細かく区分せず、ざっくりと。無理なくできる収納から始めてみましょう。

 

将来的に変わる家族構成と収納

モノは家族の人数に比例して多くなるといえます。ある大手住宅メーカーの分析によると、1人当たりに必要な収納量の目安は約9m³だとか。モノ保有量がピークといわれる40代夫婦と子ども2人の4人家族を調査したところ、持ち物は衣類だけで800点以上あり、本や食器などを合わせると7,200点を超えたそうです。
家族は成長し、ライフステージごとに持ち物は増え、変化していきます。特に子どもの持ち物は大きく変化しますから、収納も柔軟に変えられると便利です。しまうモノに合わせて棚位置を変えられる家具や、最近では移動させて部屋の仕切り代わりになる収納棚も注目されているようです。新築やリフォームの機会には、将来を見据えた収納計画にも目を向けてみましょう。
収納本や整理整頓の達人による、すっきり片付いた部屋は理想的ですが、それにとらわれることはありません。自分や家族が心地よく過ごせるように、まずは持ち物ときちんと向き合い、ライフスタイルに合った収納法を見つけましょう。

 



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